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2006年1月31日 (火)

士業の使命と職責

今日はあいにくの雨ですね。
雪にならなくて良かったですが、やはり冬の雨は辛いですね。
下は、京王八王子駅近くにある子安神社です。元旦は、ここでお囃子をしてました。

Koyasu

先日お話しした、ヒューマンアイの桐生社長のblogに私のことを紹介してくれました。
こちらの記事も読んでみて下さい。

http://www.human-i.co.jp/blog/

ヒューマンアイの所在地は、この写真の子安神社の前にあります。

ライブドアの件に関して、色々と報道されており、「マスコミの責任」「自民党の責任」等々いわれてますが、これは本質論ではなく感情論であり、マスコミや自民党がライブドアの犯罪行為に荷担したわけではありません。

粉飾決算や偽計取引を見抜けなかった監査体制が問題の本質ではないかと考えます。

少なくとも個人投資家は公認会計士が適正と判断し意見した決算書を信じて取引する訳であり、公認会計士が犯罪行為に荷担をしたり、見抜けないということは想定していないわけです。
決算書が信用できるものかどうかを市場に伝えることが公認会計士制度の目的であり、それ故に我々個人投資家は、ディスクローズされている情報を基に判断し、投資するわけです。

ですから「ほりえもん」云々ということより、ライブドアグループの決算書を適正であると意見をした公認会計士を責めるべきなのです。

カネボウや西武鉄道といった事件が相次ぎ、公認会計士の在り方が問われてきました。しかし、今回のライブドアの事件で明らかになったことは、中小の監査法人と企業との関係ではないかと思うのです。

カネボウの監査を担当していた中央青山監査法人は、業界最大手です。ですから、数年に一度、担当する公認会計士を交代することが出来て、なれ合いを封じ、緊張感のある監査が出来る。また、監査方針の違いで対立して、当該監査法人と契約を解消されても、法人運営の屋台骨が崩れるということにはならない。だから今後は大丈夫である。
このような理屈が成り立ちます。

しかし、中小の監査法人ではそれらの施策は出来ません。
公認会計士の人員もいませんし、大きい契約を逃したら経営に重大な影響を与えかねません。

しかし、そんなことを言っていたら中小の監査法人は、大手監査法人に飲み込まれてしまいます。

ライブドアの事件で一番考えなければならないのは、中小の監査法人の経営者であり、中小の監査法人が行った監査が、市場に信頼されるためには、どの様にしていくのかを考えなくては淘汰されてしまいます。

私も士業の一員であり、経営者であります。

ホリエモンの様な経営者は今後たくさん出てくるでしょう。

しかし、士業が担う重要な使命や職責を肝に銘じ行動していかなければなりません。

証券取引等監視委員会の機能強化等、政府が行うべき施策もありますが、我々士業が今回の件で取り組むべきことは、公認会計士が行う監査の信頼性向上であり、また、中小監査法人の経営者が、今後どのように市場に受け入れられるのかを考えていくことなのではないでしょうか。

士業の使命、職責、プライドと経営の両立。
難しい問題ではありますが、我々士業は法律家であり、国家試験をパスして今の地位にあるわけです。

我々も初心に返って、コンプライアンスの問題を考えて行かなくてはなりません。

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2006年1月30日 (月)

餅は餅屋

大分日が長くなりましたね
昨日17:00に自宅から見た夕日です。

Yuuhi

今弁護士のK先生にお願いして、調べものをして頂いております。

このK先生、お笑いコンビの次長課長の河本にそっくりで、そのネタを振ると、たまにものまねします。

また、「先生次長課長に似てますよね」と言われると、「次長課長のどっちですか?」と聞いてくる・・・。「どっちって・・・・。」。

そんな寒いところもありますが、とても良い先生です。道産子で生ものにうるさいのですが、夏は自ら釣った鮭を下さいます。そんな先生に、社用車をプライベートで使用した際に事故を起こした場合の使用者責任について、色々とご指導を頂いております。

例えば、交通事故を起こした場合、当事者間での賠償金の話し合いをします。しかし、事故を起こした車輌の所有者が会社であった場合、会社に一定の賠償責任が出てきます。

この辺は、メルマガの話題として機会があったら掘り下げて行かなくてはならないのですが、交通事故の和解交渉は弁護士の先生が担当し、当該事故を起こした社員に対して、車輌の修理代や会社が求償された賠償額の労使間の負担の問題は私、というような連係プレーが大切であり、結果として依頼者の方にクオリティーの高いリーガルサービスの提供が出来るのです。

「餅は餅屋」というコンセプトで、弁護士、税理士をはじめ、外国人の問題はそれ専門にやられている行政書士というように、自分の資格の中でも特に専門分野がはっきりしている方を中心に、連係プレーを行っていきたいと考えてます。

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2006年1月29日 (日)

独立行政法人の非特定化

今週は、講演が2回ありました。
講演をした建物です。窓が多くて、開放的でたまにお邪魔するのですが、居心地の良い空間です。

P1000001_9

現在私は、独立行政法人の非特定化のお手伝いをしております。

独立行政法人とは、政府の研究所等の機関を独立した組織にして、組織の効率を高めようということで出来たものです。

この独立行政法人は2種類有り、特定と非特定というように分かれています。

特定独立行政法人の職員身分は国家公務員であり、非特定は民間人です。

独立行政法人の非特定化というのは、郵政民営化と同じように、身分を「国家公務員」→「民間人」にするということです。

国家公務員には、「勤務時間法」という法律で労働時間のルールが定められています。一方で民間人は「労働基準法」でルールが定められている。

年金改革の議論の際もそうですが、厚生年金と共済年金の官民格差の問題が取り上げられます。しかし、格差はともかく、厚生年金と共済年金は法の成立の主旨が違うわけです。ですから、それが恣意的に設けられた格差なのか、法が成立した背景の問題からくる格差なのかを議論しなければ本質的な議論になりません。

勤務時間法と労働基準法も同様のことが言えます。

例えば年次有給休暇。これは、勤務時間法では1時間単位の取得が可能ですが、労働基準法では半日単位が最小です。

なぜかというと、労働基準法では、労働日に労務の提供義務を免除し、労働者を心身共に休ませる。そしてそれは賃金を発生させることであり、出勤した事として取り扱わなければならない。労働時間の免除であれば、労働日における労務の提供義務の免除にはならないので不可である。

これが背景にあります。勤務時間法が時間単位で取得可能な背景は分かりませんが、これは法律が成立した際の根本的な考え方の違いなのです。

ついでにもう一つお話しすると、振替休日の問題です。
労働基準法では、割増賃金を発生させないための休日振替は同一週内に行わなければなりません。しかし、勤務時間法では同一月内で良いことになっているのです。

この点が労働者にとって、不利益変更にあたるのではといわれたことがあります。
理由は、今迄1ヶ月の範囲内で任意に振替休日が取れたのに、同一月内では選択肢が狭くなるという理由です。

しかし、これは適用される法律が変わっただけであり、やむを得ないことなのです。

このようなやりとりを通じて、組織を変えるということは、また、制度を変えるということは、ルールのみの変更ではなく、そのルールの背景の変更でもあり、背景の変更をしっかりと伝えてこそ、変更の真の目的が達成できるのであると痛感致しました。

今日はこんなところで。

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2006年1月28日 (土)

品質保証にブログ活用?

今週はとてもハードな一週間でした。

講演2回に1部上場会社の役員会出席等々(そしてブログも勢いで始めてしまい・・・)、日程的にも精神的にととてもハードでした。
そんな一週間の締めくくりが、ある建築関係親睦団体の新年会でした。
そこで、昔から懇意にして頂いてるK建設のNさんとお話しをしました。
Nさんは、私が昨年Nさんの会社近くで5日間の研修があった際、付近の旨いラーメン屋さんマップを送って下さったりで、とても気さくな方で、楽しくおつきあいさせて頂いております。
Nさんの写真はないので、新年会会場の写真を載せておきます。

P1000001_7

そのNさんとお話ししまして、建設現場でブログを開設してるとのこと。

ブログを始めたばかりの私は興味津々でお話を伺いました。要点は以下の通りです。

ある土地の地権者が集まって、長家のようなのもをたてる、いわゆるコーポラティブハウスというものがあるそうです。これは、5世帯とか6世帯が集まり、もともと戸建てが建っていた場所に、自らが住むために、マンションのような集合住宅を造るものなのだそうです。

注文マンションみたいな感じなのですが、この施主の方々に向けてプログで建築現場の状態を公開して、確認してもらい、その都度変更の指示等を出してもらったりするものです。

ブログの活用方法としては、なかなか面白いと思いました。

施主にも見えますが、ブログですので当然第三者もみれます。
そうすると、例えばISOとかJASとかの規格があり、その規格に則ってますから安心ですよという、ユーザーに対するアピールがあります。

しかし、工程をブログで公開してしまえば、ISOやJASの規格をよりどころにしなくても、品質の確認は出来る。

耐震強度偽装事件についても、鉄筋の数やコンクリートを流し込む日数のチェックなんかは一目瞭然ですよね。
これは、面白いブログの活用方法で、現場にも緊張感があり、今後の品質保証の流れを大きく変えるものではないかと思いました。

私は守秘義務の関係で、デイリーの業務について、細かくはなせませんが、仮に話が出来た場合、私の手掛けている仕事の内容が分かるわけです。依頼者の方が、山本は類似案件を多数手掛けている等々判断が出来るわけです。

医師や弁護士、税理士も同じですよね。

建築現場だけではなく、食品の製造や子供用玩具の製造、農業等々、ブログを使った商品の安全性のアピールって、なかなか面白いのではないかと思います。

皆さんの会社でも検討されてはいかがでしょうか?

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2006年1月27日 (金)

再雇用制度

今日は、朝一で田無に行きました。
写真は朝の田無駅です。なかなか田無駅で下車する方はいないと思い、載せてみました。

P1000007_1   

早めについたので、喫茶店で優雅に朝食を食べました。
こういう朝だと、今日一日が良い日になりそうな気がします。
下は、今日の朝食です。

P1000003

高年齢者等雇用安定法改正に伴う、60歳以降の再雇用制度ですが、概要は私のメルマガをご覧下さい。

http://blog.mag2.com/m/log/0000121960/105132751?page=1#105132751 (法令の概要)

http://blog.mag2.com/m/log/0000121960/106851894?page=1#106851894 (再雇用規程のつくりかた)

実際に再雇用制度を考えるにあたって、定年予定者がいない企業においては、なかなか作りにくいものです。

私は、今後5年間の定年予定者についてどの部署に配置するのか、勤務体制や賃金水準はどの様にするのかを考えた上で、再雇用規程を整備することを勧めておりますが、このシミュレーションが出来ない場合、待遇や再雇用の非対象者の基準等が明確に出来ないのです。

そのような場合、有能な方と、そうでない方の賃金格差や、勤務時間の差等々の取り扱いの議論が難しい。なぜなら、対象者がいないので、具体名をあげて議論が出来ない。机上の空論になってしまうのです。

しかし、定年退職予定者がいないわけですから、2~3年の後、私が再雇用に関するトラブルをたくさん経験した後、改正すれば良いと思います。

田無の帰りに、都立小金井公園というところがあるのですが、その中に、江戸東京たてもの園というのがあります。
八王子ゆかりの千人同心組頭屋敷や高橋是政邸から商店や交番まで集めたものです。
入り口の写真は下です。(これも由緒ある建物のようですが、何かは忘れてしまいました・・・)

P1000002

入園料は400円ですので、今度時間があるときゆっくり散策をしてみようと思います。

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2006年1月26日 (木)

経営者の役割

昨日このブログを始めるきっかけとなった社長と飲みました。
その社長のブログはこれです↓
http://www.human-i.co.jp/blog/
内容は「百聞は一見にしかず」是非一度ご覧下さい!!
とてもパワーのある社長なのですが、ブログをごらんいただければ、なるほどなと感じて頂けると思います。

経営者の役割についてですが、私なりに思うことがあります。

経営者の仕事とは、「自分の時間をいかに創っていくのか」、「自分が暇になるためにはどうしていくべきか」であると思うのです。
いわゆる「権限の委譲」というやつです。
とくに成長課程にある企業において、このスタンスは非常に重要であり、経営者は会社の成長を考えながら、自分の仕事の質を変えていく努力が重要になってきます。
1年前に社長がやっていた仕事を、今は常務がやっている。常務がやっていたことを部長がやっている。部長が・・・。というイメージです。
実はこの話は一昨年に東証1部に上場した企業の社長の受け売りです・・・。
しかし、私はこの言葉に感動し、組織作りとはこのような社長の心がけであると強く思いました。

しかし実際にはなかなかうまくいきません。

例えば、営業を統括する立場にある者の視野を広げるために管理部門からの情報を活用していくという方法もあります。

しかし、本質的な意味で視野を広げるためには、他人からの情報ではない様な気がします。

私の経験ですが、ある株式公開を目指している企業に出資しているベンチャーキャピタルの方とその会社の件で議論をしたことがあります。
ベンチャーキャピタル。いわゆる機関投資家さんです。
その方、まず服装が違う。すごいカジュアルですが、品がある。ボールペンではなく本物の万年筆。私なら、インクで真っ黒になってしまいそうです。因みに下は私のボールペンセット。
  P1000001_3

ノートもとてもクラシカルで・・・。

仕事柄色々な方とお会いするんですが、見た目からスマートな方でびっくりしました。

議論していくと、やはり株式の価値を上げていくという視点でお話しをされます。
私は、労務コンプライアンスの部分のお話しをしていたのですが、株式の価値という観点ではない。視点が全く違うのです。(株式価値が上がっても私には1円も入ってこないということもありますが・・・)

この視点の違いというよりは、仕事を行う上での文化の違いを感じました。この異文化コミュニケーションが人間としての幅を広げるんだなとつくづく感じた次第です。

話を元に戻すと、営業を統括する人間を育てて、本質的な社長の右腕にするためには、管理部門や社外の人間との営業以外の交渉能力が必要になってくるわけで、権限委譲により、営業を統括する人間に社長の権限が滞っていたら、この人は永遠に営業一筋の職人になってしまう。

この人の権限を部下に委譲していき、その中で営業以外の交渉や、金融機関、投資家の方と接触することで視野が広がり、人間としての幅も広がっていくのではないかと思うのです。

このような考えから、私は経営者の仕事とは、、「自分の時間をいかに創っていくのか」、「自分が暇になるためにはどうしていくべきか」であると思うのです。

今日は13時30分から講演です。衛星回線を使っての講演なのですが、今日は天気も良いので、通信状態も良さそうでほっとしてます。それでは。

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2006年1月25日 (水)

グループウエアの導入

当事務所は先週からグループウエアを導入しました。
パソコンからは勿論、携帯電話からも全員のスケジュールや掲示板、車輌の利用状況が分かるようにしました。

また、全員がクライアントの皆様とやりとりする際には、全て私にCCでメールを送るようになっています。

私は、外出が多いので、管理の部分で大変悩んでいましたが、運用がこのまま順調にいけば、大分業務の意思決定や指示のスパンが短縮されそうです。

昨日より、ブログをはじめましたが、ブログを始めたことによる、ホームページのリニューアルが大変でした。

当所のホームページですが、かなりご評価を頂いてまして、社会保険労務士をお捜しの方や、人事でお悩みの方はこのホームページを気に入って頂き、おつきあいのきっかけになるケースが多いのです。

このブログも手探り状態で始めましたが、どうぞ末永くおつきあい下さいますように宜しくお願い致します。

http://www.yamamoto-roumu.co.jp/ 山本経営労務事務所

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2006年1月24日 (火)

はじめまして

社会保険労務士の山本法史です。

本日ブログを開設致しました。
構想は前々からあったのですが、親しい社長にブログ開設を先に越され、負けじと本日の開設に至りました。

「人事のブレーン社会保険労務士レポート」というメルマガを月1回発行しているのですが、人事のブレーンという視点は変えずに趣だけを変えたいと思い、タイトルを付けました。
メルマガはこちら
http://search.mag2.com/reader/Magsearch?keyword=%90l%8E%96%81@%83u%83%8C%81%5B%83%93
このブログと併せて是非お読み下さい。

簡単な自己紹介ですが、昭和49年生まれ。八王子生まれの八王子育ち。趣味は「お囃子」です。写真は、八王子まつりの際の山車です。この上でお囃子をやってます。
開設したからには、いいブログにしていきたいと思います。

どうぞ宜しくお願い致します。

P1000001_5

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