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2006年5月 9日 (火)

情緒力

ゴールデンウィークで皆さん色々なところに行かれて、お土産を頂きました。

千葉のお土産↓
06050901

横浜のお土産(仕事で行くのでお土産・・・お上りさんみたいですが・・・)↓
06050902

連休中に3冊本を読みました。

一冊は先日ご紹介した新潮新書の日本共産党http://norifumi.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_47ed.html

話題作の「国家の品格」と「さおだけ屋はなぜ潰れないか」です。

国家の品格↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=4106101416&Sza_id=NN

国家の品格は、要約すると日本らしさを忘れるなという事であるということを著者は訴えられているのだと思いました。

私の高校は日本大学系列でしたが、日本大学の学祖初代司法大臣山田顕義先生(http://www.nihon-u.ac.jp/info/yamada.html)は、日本の民法をどの様に制定していくか議論があった、民法典論争の際、英国流や仏国流の議論ではなく、あくまで我が国の慣行にあった制度を作らなければならないと主張され、我が国の民法典の制定に尽力された。

これと同様に今の時代、グローバリーゼーションの世の中であるから、ローカリゼーションが大切だと著者は述べられている。

真の国際人とは、英語がしゃべれる人ではなく、自国の文化を自分の言葉でしっかり話し、他国の文化を尊重する人間のことである。仮に、英語を話せる人が国際人であるならば、英語圏の人は例外なく国際人ということになってしまうと述べられている。

私も同感である。

もう一つ私が印象に残ったことは、理論は出発点が大事であるということです。

数学の世界では、正しいか誤りかの2つしかない。1か0かである。

しかし、我々が生活している世界においてはその様な単純なものではない。

例として、風が吹けば桶屋が儲かるの話を数学的にされている。

風が吹いて埃が舞い上がる確率は90%。

埃が舞い上がり目を患う確率10%

その中から目が見えなくなる人 0.1%

その中から三味線弾きに人 0.1%

確率として1兆分の1以下の確率になる。

結果として、風が吹いても桶屋は儲からない。

長い理屈は危ういといわれている。

各ステップで量的思考を行っていないからこのようなことになる。

人間は論理が通っていると快楽が得られるので、論理を求める。

私の分野でいえば、経営者が「問題社員で他にも迷惑がかかるので解雇する」と、労働者が「経営者の教育が悪いから自分の仕事が上手くいかないよって解雇は無効である」という理屈。

理論上はお互い通っている。

しかし、出発点が「解雇有効」と「解雇無効」の違いからこのような主張の違いになってくる。

この2つを論理的に選ぶには、情緒や知識、大局観が必要であり、それが論理以前のその人の総合力である情緒力なのだと。

その情緒力を身につける為には、「自然に対する感受性」「もののあわれを感じる無常観」「懐かしさ=家族愛、愛郷心、愛国心」等であると述べられている。

私も理屈の世界で仕事をしていてなるほどなと感じる部分が多かった。

紛争当事者がお互いの理屈を主張し、一定の解決を図るのが和解であり、各々それなりに理屈はいつも通っているのである。

法律の世界で生きていくものは、この情緒力ということはとても大切な能力であると思った。

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コメント

レイユウモンブログみました。
地域情報をもう少し載せれるようにします

投稿: 杉本 | 2006年5月19日 (金) 07時58分

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