« 最低資本金廃止の実務 | トップページ | ありがたいひとこと »

2006年5月28日 (日)

労働局紛争調整員会の合意書案

先日ある方のご紹介で、高幡不動尊近くの会社へお邪魔しました。
新規のクライアントをご紹介頂けるということは大変に有り難いですよね。
Fさん有り難うございます。

少し時間があったので、夕方の高幡不動にお参りをしました。

高幡不動尊ホームページ
http://www.takahatafudoson.or.jp/index_hoyo.html

お囃子をやっている関係で、神社の参拝の礼儀は少々心得ているつもりですが、高幡不動尊は仏教ですから、2礼2拍1礼はしてはいけないんですよね・・・。

そうなると、私の家の神棚に飾ってある、高尾山薬王院の御札にいつも柏手をしている・・・。

良いのだろうか・・・。

高幡不動といえば五重塔↓
06052801

夜はライトアップされて綺麗ですよ。

土方歳三↓
06052803

先日、東京労働局紛争調整委員会においてあっせん案がほぼ合意に至った。

しかし、合意書案を見てみると「本件に関し」双方債権債務が存在しないことを確認し・・・、となっており、「甲及び乙は今後一切の誹謗中傷、異議の申し立てを行わないことを確認し・・・」が無い。

あっせん委員に問い合わせてみると、その文言があったらまとまらないとのこと。

あっせん申請には、申請人が何を求めているかを記載しなければならない。

例えば、Aという事実に対して会社は事実の存在を認め、慰謝料100万円支払えという主張。

それを受けて、被申請人である会社は、その様な事実は存在しないから払わない。

このようなやりとりがある。

しかし、本件では申請人の主張が極めて曖昧。

解雇を受け入れて慰謝料を求めているのか、パワーハラスメントに対する慰謝料を求めているのか、そもそも慰謝料を払っても解雇は認めないのか分からない。

となると、合意書に記載されている「本件に関し」が限定できない。

限定できないから、何に対して合意がなされたのかが明記されていない文書になる。

また、誹謗中傷や異議の申し立てをしないという文言を入れないということは、そういうことをするぞという意思表示ととれる。

であるらなば会社は金銭を支払う理由はない。

合意に至ってないのも同様である。

このような合意書を送ってくるあっせん委員もおかしいが、もう少し事務局の体制を充実して、あっせん事案の処理にあたらねば、このような合意書が代理人を立てなかった場合、会社側はノーチェックで印鑑を押してしまったかもしれない。

前にも書きましたが、労働審判制度と違い、費用もかからず、法律の知識がなくても本人のみであっせん申請できる労働局の紛争調整委員会制度。

制度としては非常に良いのであるが、代理人を立てないケースが多いという点を考慮して、事務局がしっかりとあっせん案の合意後も「聞いてないよ」というトラブルが起きないように説明をしっかりと行わなければならない。

もちろん代理人を立てるにこしたことはないが・・・。

|

« 最低資本金廃止の実務 | トップページ | ありがたいひとこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/34785/1975126

この記事へのトラックバック一覧です: 労働局紛争調整員会の合意書案:

« 最低資本金廃止の実務 | トップページ | ありがたいひとこと »