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2006年6月29日 (木)

年金加入を1/2に引き下げることは、国の借金の裾野を広げるだけ

今日は非常に暑い一日でした。

上着を着て歩いてますとのぼせそうです・・・。

そんな中、冷やしラーメンを食べに哲麺へ。

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哲麺の冷やしラーメン↑

どんなに暑くても、熱いラーメンが良いなと思う一日でした。

今日の日経新聞で、厚生年金・健康保険のハート加入基準の緩和とパートタイム労働法を改正して、同一価値労働同一賃金の原則を徹底させようという労働政策審議会の意案が出ていた。

まず、厚生年金と健康保険についてであるが、現状正社員の3/4以上の基準を1/2に引き下げようとする案。

現状の3/4でさえ加入できてなく、全ての加入義務のある事業所が加入できていないのに基準を引き下げるということは中小企業にとって、また、利益率の低い企業にとっては非常に大きな痛手となる。

まず、加入義務のある事業所を100%適用して、なおかつ正社員の3/4以上労働している労働者を100%加入させてからの議論である。

大多数が飛べないようなハードルを設けても制度の信用が失われるだけである。

我々30代は、公的年金に関して平均年齢まで生きたとすると、掛金:給付は2倍である。

一方年金受給世代は、10倍以上である。

短時間労働者の加入基準を緩和したところで、その掛金は武課方式をとっている我が国の年金制度において、年金受給世代の給付に消えてしまうのである。

年金の予算というのは、自転車操業であり、いわば現役世代に借金をしている訳なのである。

加入の基準を下げることで、この借金のすそ野を広げ当面の収支を合わせようということが主旨である。

パートタイム労働者の待遇改善ということは後から付けた理屈であり、実際3/4である現状でさえ保険料負担するくらいなら会社辞めますという方がいるくらいである。

これも、将来にわたって人口が増えていく前提であるのであれば、「世代間の借金」という今の年金のスキームが維持できるが、人口が減ってきている現状では、我々30代が年金受給世代になった際の年金財源が不足するのである。

何も根本的な解決ではない。

根本的な解決策は、年金が世代間の借金を前提とした「武課方式」ではなく、世代毎の積立である「積立方式」に段階的に移行させ、現在の年金受給者世代は生活保護費を含めた一般会計から捻出する方式をとらなければならない。

このニュースに接し、我々はこの世代間の借金という構図を認識して、目先の収支バランスを良くする為に企業や労働者に負担を強いているということを良く認識する必要がある。

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