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2006年7月19日 (水)

中国との受刑者移送条約締結へ向けて

日曜日に拙宅に本棚が来ました。

書籍が多くなり購入したのですが、お城関係の本が多いのです。

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司馬遼太郎の「功名が辻」を読んだのですが、江戸幕府の仮想敵国は薩摩の島津と防長の毛利であった。

北上してくる際、まず姫路で防ぎ、大坂で防ぎ、名古屋で防ぐ。

名古屋が落ちたら箱根の峠で防ぐという考えであったそうです。

実際には、慶喜が大阪城を逃げ出し、宗家としっくりいっていなかった御三家筆頭の尾張藩が新政府軍についてしまった為、大阪城も名古屋城も江戸防衛の機能はしなかった。

また、交通の要所であった近江国にあった譜代筆頭の彦根藩(私の先祖は彦根藩士でした)は、桜田門外の変の結果、20万石へ減封され、京都警備の格式も剥奪されてしまった経緯があり、新政府軍へついてしまった。

箱根まで新政府軍は、戦闘らしい戦闘をしないで江戸の入口まで来れたわけです。

後北条氏は箱根峠を過剰評価してまい滅亡してしまったとのこと。

しかし、当時は織豊時代で海軍力など無いに等しい時代。

戊辰戦争では、新政府軍より陸軍力、海軍力ともに優勢であった幕府軍が箱根の峠で海からの砲撃と陸軍力を持って戦っておれば、後の歴史が変わったかもしれないとも言われております。

慶喜の従順の姿勢によりこれは現実にならなかったのですが、もし慶喜が従順な姿勢ではなかったとしたならば、今の日本はどんな国になっていたのでしょう。

城郭や神社仏閣に行くと、何百年前の匂いがして大好きです。

そんな経緯で城郭の本を集めているのですが、城郭入門としては「城のつくり方図典」がお勧めです。

http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4096260916

先日の日経新聞の記事。

法務省は、中国と「受刑者を相互に移送する条約」の早期締結を目指すとのこと。

本年5月現在の外国人の服役囚は3954人であり、最も多いのは中国人で1789人。

次いでブラジル人で413人、イラン379人、韓国284人となっている。

中国が飛び抜けて多いことが分かる。

この条約の締結国は、欧州評議会加盟国や米国、カナダなどで、当該条約に基づいて出身国へ移送したのは平成15年の加盟以来23人だそうである。

先日、弁護士の木村先生と不法就労外国人問題について議論した際、我が国の刑事政策は変わったと言われていた。

今迄は、受刑者には当然我が国の税金により衣食住の面倒を見ていかなければならないので、出身国に強制送還してきた。

しかし、そのものが再度密入国して再犯を犯すというケースが増えている。

そこで刑事政策の転換を行い、我が国で犯罪を犯せば「強制送還」ではなく、「刑務所に入れるよ」というメッセージを発する為に、強制送還ではなく、我が国で服役してもらうこととした。

となると中国との条約締結が急務なのである。

当然我が国の刑務所より中国の刑務所の環境の方が悪いわけで、同じ犯罪を犯すなら日本の刑務所に入りたいでは困るのである。

この条約により受刑者の移送は、出身国でもその行為が犯罪とならなければ移送できないという条件はある。

しかし、窃盗や傷害、殺人で服役している受刑者が多い状況を鑑みると、中国人の1789人の殆どが、中国へ移送できるわけであり、何としても中国とこの条約を早期に締結したいわけである。

当然刑務所内の言葉の壁や風土、風俗の違いによる受刑者自身の苦痛はなくなり、更正にもつながりやすいとある。

外国人犯罪の減少にも効果があると思い期待したいものである。

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