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2006年8月23日 (水)

定義を明確にすることの大切さ

今日は税理士の嶌田良樹先生とランチ。

嶌田先生の事務所近くのあじこ屋離れへ。

個室があり打ち合わせには便利です。

060823001

060823002

個室はじっくりと話が出来る良さがあるのですが、店員さんを呼ぶには個室から出ないと呼べないという難点があります。

店員さんを呼ぶボタンがあると良いのですが・・・。

我々の住んでいる太陽系。

惑星は、水銀地火木土天海冥の9個の惑星から出来ていると習いました。

しかし、チェコのプラハで開催中の国際天文学連合総会で新たな惑星の定義の議論がなされている。

私は宇宙については全くの素人であるが、それ故に惑星の定義の議論は大変に新鮮である。

「セレス」「カロン」「2003UB313」を上記9個の惑星に加えて、太陽系の惑星を12個にしようと議論されていた。

しかし、観測技術の発達により新たな惑星候補は12個以上有り、今後惑星の数は膨大に増える可能性があった。

この様な経緯等で、この案に反対意見も多く、冥王星を惑星とはみなさない定義にまとまりそうであるとのこと。

惑星の定義は、「自分の重力で球形になったもの」「その軌道領域で主要な天体であること」になりそうとのこと。

定義というのは学問の研究上非常に重要であり、恒星、惑星等々学者により定義が異なっていては天文学の体系的発展は出来ない。

学者間で議論がかみ合わないからである。

我々の法律学でもこの前提が非常に重要である。

クライアントからの相談で「一般論」として聞かれることが多いが、何をもって一般論なのかわからない。

定義が明確になって初めて「一般論」がはなさる。

しかし、この定義も細かく考えていかなければならないので、具体的な一般論というものは法律関係でははなせない。

ビジネスにおいても同様であり、「ワールドカップ・オリンピックの開催により大画面テレビが売れる」ということは、特定のセグメントではその通りなのかもしれないが、我が国の大画面テレビのマーケット全体からみると、そうとは言い切れない。

実際の労使紛争でも、育児短時間勤務中の労働者の年休手当の算出にあたり、短時間労働制適用前の時間で算出するのか、適用後で算出するのか。

これは、通達を精査すると始業終業の時刻はどうなっているのかで決まるわけであり、経営者側の主張が有利であった。

この場合、労働時間の定義、短時間勤務の定義を明確にしていなかった為に発生した紛争なのである。

恒星とは何か、惑星とは何かの定義は、私のような文系の人間から見ると新鮮ではあるが、理系も文系も定義を明確にして、その定義に基づいて議論していくということがどの学問にも共通して大事なことであるということが改めて理解できたわけである。

労使紛争に限らず、紛争がこじれる場合、この定義がかみ合っていない事が多いのである。

その為には契約書の作成が有効であり、雇用契約書に限らずしっかりと作成し締結したいものです。

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