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2006年10月26日 (木)

社会保険庁の改正案骨子

今日は、厚生労働省の労働時間等設定改善事業の関係で、東芝日野工場にお邪魔しました。

061026001

広い敷地で迷います。

社会保険庁が非公務員型の新法人を設立する骨子がまとまった。

経営の自由度を増して民間手法の導入を取り入れるとのこと。

私は、社会保険行政の実務に携わっているが、社会保険庁の権威を落とすことにより、厚生年金の未適用事業所対策や国民年金の保険料未納対策に影響が出てくる。

民間の手法や経営の自由度は社会保険行政に関係はなく、国税庁のような権威をどの様に取り戻すかということが重要なのである。

税は国の根幹であり、、その徴収や調査業務は自主納税を支える極めて重要なものであり、それは国民の信頼を通じた権威により支えられている。

社会保険についても、職権による厚生年金の未適用事業所対策や国民年金の保険料未納対策に一定の成果を上げる為には、権威が必要であり、如何に権威を取り戻せるかが重要施策である。

私は、社会保険の未適用事業所を民間人の立場で社会保険事務所よりの依頼により巡回することがある。

民間人であるから、事業所の対応は冷たく、民間人が公の権力を背景に社会保険の加入を促すということは限界を感じている。

民間の手法や経営の自由度によりどの様な行政目的を達成したいのか。

社会保険料の徴収や年金裁定や保険給付、調査という行政事務は、まさに公の権力の行使であり、民間の感覚を取り入れてどの様な行政目的を達成するのであろうか。

社会保険庁を解体しないと改革に後ろ向きなイメージが生じるというだけで、公の権力の行使を民間組織に移行して良いのであろうか。

解体といっても看板の付け替えだけであり、何も変わらない。

むしろ、公の権力を行使する機関としての権威を取り戻す為には、規律の保持が大切であり、その為には不正者の適正な処分をしなければならない。

それを行って初めて、組織の形態を考えなければただ単に看板を付け替えたに過ぎない。

骨子案では非公務員が公の権力を行使するわけであるが、それによって行政事務の運営に権威が取り戻せるのか。

信頼回復というのは何をもって達成するのか。

そもそも社会保険料を納めたいという国民は少ない。

責められやすい要素をもつ社会保険庁という組織が、まさに不正によって責められているわけであるが、公的年金の運営という行政目的を達成する為には、民間組織化は不適当であり、公の機関に必要な「権威」を取り戻すことができない。

イメージ優先の政治を改めていかなければならない。

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