« 弁護士会で講演 ~離婚時の年金分割について~ | トップページ | トイレで集客する »

2007年2月 7日 (水)

安倍首相「割増率引き上げ」法案今国会提出することを確認

今日はとあるクライアントへ。

玄関に熱帯魚の水槽が・・・。

P2050014

叔父が熱帯魚好きで小さい頃叔父の家に水槽があって羨ましいなと思った記憶があります。

しかし、話をお聞きすると管理が大変。

好きでなければ出来ません。

今リースもあるようなのですが、このクライアントの方はご自身で管理されていて、好きなことは楽しいのだなと思いました。

私には無理そうです。

しかし、熱帯魚を見ていると心が和みます!!

P2050019

P2050017
↑ニモ

P2050018

P2050015

P2050016

何だか見てたらお腹が空いてきた。。。

花より団子、今日は刺身を食べたくなりました。

今日の日経新聞に、安倍総理が残業時間割増率を増やす労働基準法改正案を今国会に提出するという記事がありました。

「政府案提出→成立確実」という感があり、国会に於いて議論をしていない段階で成立前提の雰囲気が出てくるところがいけないところです。

改正案では、月間残業時間が80時間を超えた場合には、当該超過部分について現行の25%から50%に引き上げることと、45時間から80時間の間は25%以上の割増率にするような「努力義務」を課しているという点です。

そして、労働者数300人以下を中小企業と定義し、中小企業は3年間猶予期間を設けるというものが原案です。

過重労働の問題は極めて深刻な問題です。

この法案がもたらす労使のデメリットとは。

使用者側からすると「負担増」です。

労働者側からすると「効率化の推進による作業方法の変更」が考えられます。

これは何かというと、労働時間管理の実務に携わっていると、確かにフル回転で残業が80時間を超過すると人間に体に悪影響が出てくることは間違いないでしょう。

しかし、勤怠管理もルーズで作業管理もルーズという企業が非常に多い。

残業は80時間を超えているのですが、実際の実作業は半分良くても3分の2程度という企業が多いです。

就業規則をつくる過程で、労働時間管理をしっかりと行い、それに対応した賃金制度を作っていかなければなりません。

ここで、業務の効率化、すなわちルーズな勤怠管理と作業管理をする勇気が経営者にあるかどうかがポイントです。

何故かというと、勤怠管理をしっかりと行うということは、労働者の管理を「労働時間管理」を通じて、業務内容の効率化を進めていくということであり、それができる「人材」と「指揮命令系統」を整備していかなくてはなりません。

この「人材」と「指揮命令系統」の整備が組織づくりなのです。

用は、社長自身が「組織づくり」という仕事が増えるわけですから覚悟がいります。

社長以外の方であると、今迄の作業方法を変えろということですから、労働者を納得させられる地位と魅力の兼ね備えた方ではないと困難です。

「労働時間=拘束時間」という事ではありません。

喫煙やトイレに行く時間も休憩です。

このように実際「労働時間」とされている時間は「拘束時間」であり、記録をしていない休憩時間を含めた時間になっているのです。

労働者からしてみると、80時間の残業であっても、自分のペースで仕事をしている方が疲れないという方がいらっしゃいます。

確かに、私自身もその様な事は言えます。

しかし、今回の労働基準法改正により、この様なマイペースな働かせ方は出来なくなり、労働者には「管理の強化」をしていかなくてはなりません。

実際に労働時間短縮とは、「ルーズな管理」を強化することが実務上の作業であり、労働者にとってもデメリットがあると思います。

ホワイトカラーもそうですが、建設業の現場や外回りの営業をしっかりと管理していくことが大切になってきます。

ホワイトカラーエクゼンプションの議論では、多様な労働者の働き方を認めようということが議論されていましたが、今回の改正案では一転して認めないという効果が現れる政策を政府は選択しました。

一貫性のない政策ですが、「政府案の提出=法案の提出」ではないことをしっかりと認識し、議会における審議を見ていきたいと思います。

裁判員制度で思いましたが、知らないうちに新しい法案が出来てもマスコミは一方方向でしか報道しない。

多面的に判断する為には、自ら情報を求めなければなりません。

私は私の専門分野である、この問題をしっかりと見ていきたいと思います。

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

メールマガジン「人事のブレーン社会保険労務士日記」
http://www.yamamoto-roumu.co.jp/mailmagazine.html

|

« 弁護士会で講演 ~離婚時の年金分割について~ | トップページ | トイレで集客する »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 安倍首相「割増率引き上げ」法案今国会提出することを確認:

» 九州・沖縄の外食産業の2005年度売上高ランキング [福岡あるある情報銀行]
食文化、特に外食産業の場合、その企業努力とは別に、その年や時代の趣味嗜好がよくわかります。 [続きを読む]

受信: 2007年2月11日 (日) 10時22分

« 弁護士会で講演 ~離婚時の年金分割について~ | トップページ | トイレで集客する »