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2007年4月15日 (日)

運送業の賃金制度

今日は私の33歳の誕生日です。

今日は朝から仕事で、家族にもろくに会っておらず、全く誕生日という気になりません。

私の33歳の抱負は弱点克服!!

どこが弱点かは内緒ですが、私なりに今年は自己改革をしていくつもりです。

来年の誕生日へ向けて頑張っていきたいと思いますので、33歳の私を宜しくお願い致します。

信号待ちをしていたら、横のトラックにこんなものが・・・。

070413002

東京都トラック協会主催のキャンペーンで「軽油価格高騰・経営危機突破緊急キャンペーン」だそうです。

運送業界のクライアントは非常に多く、貨物運送、旅客運送ともに人事制度に深く関わらせて頂きました。

燃料やディーゼル規制により経費が大変であるということは間違いありません。

しかし、運送会社の問題として賃金制度が挙げられます。

どういう事かというと、ドライバーとして10年、20年と勤めた場合、年功的な賃金ではそのドライバーの業務に対する利益率は落ちていくという問題です。

運賃が賃金の伸び率と同様に上昇すれば話は別ですが、そういうことはない。

ドライバーはドライバーでいる限り、賃金の上限設定を考えていかなければならない。

固定的賃金の上昇が限られる為に歩合給的要素の賃金を併せて制度設計をすることがベターではないでしょうか。

タクシー業界では、固定的賃金のみの賃金制度をA型賃金、完全歩合制の賃金をO型賃金、両方を兼ね備えた賃金をAO型賃金とよんでいます。

労働時間管理との関連性で考えると、AO型賃金が導入しやすいと思います。

理由としては、運送業では累進歩合制の禁止がされており、完全歩合制において歩合率の設定を考えた場合、売上が低額の場合に合わせると、売上が多いときに歩合給が高くなり会社に利益が残らない。逆に売上が高い場合に合わせると、売上が少ないときに歩合給が低くなり、実質労働基準法第27条に規定する出来高払いにおける保障給の支払い対象になり、歩合制の意味合いが薄れてしまうからであります。

ドライバーについては、このAO型賃金の導入により、売上を上げれば多少なりとも賃金が増える制度にし、固定的賃金の上昇を望むのであれば、運行管理を行い、運転ではなく、運行管理等によりトラックの効率を上げて会社に利益をもたらすことにより自らの賃金を上げるという人事制度が必要になります。

これは医療機関をはじめどの業界にも共通することですが、運送業という経営環境が厳しい業界でのお手伝いを通じて、色々と学ばせて頂きました。

このことは、3年その業務に従事した労働者と、10年その業務に従事した労働者と比較した場合、あまりスキルに差が出ない業種には共通している問題です。

このことを踏まえ、一度賃金制度について考えてみる必要はあると思います。

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

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