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2007年4月17日 (火)

研修医の自殺と医療の質

熊本城の城主証

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熊本城の復元整備にあたり1万円以上寄付すると、この城主証がもらえます。

お城マニアの私としては、何としても欲しかったので寄付をしてしまいました。

地方自治体への寄付ということで、税務上の控除の対象になります。

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↑熊本市長のご挨拶つき

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しかも城主限定の記念招待券付き。

平成21年3月31日までですので、行けると良いですね。

日大板橋病院の研修医が自殺した件について、池袋労働基準監督署長が労災認定した。

研修医の過労自殺が労災認定されたのは初めてらしい。

日経新聞の記事を見てみると、労働時間の多いときで週87時間働いていたとのこと。

週40時間だから47時間の残業である。

単純に4週と考え4倍してみると、188時間の残業を月にしていたことになる。

30日の月は720時間である。

所定労働時間に残業を加えてみると、359時間の労働であり、歴月の総時間の50%を労働していたことになる。

通勤時間や睡眠時間を考えると、ほぼ休む時間の確保は出来ないということになる。

労働時間の実務に携わっていると、月100時間を超える残業をしている会社は多い。

しかし、その会社の従業員は至って元気である。

この理由は、その会社の勤怠管理が出来ていない訳であり、実際には月100時間の残業について密度の高い労働をしていないわけである。

この場合、労働時間管理を行う為に業務の棚卸しをして、指揮命令系統や業務分担を見直していくのであるが、これは、労働密度が低いから出来るわけである。

研修医の様に、常に緊張をして働いていると、一徹底度の時間外労働をすると体に変調をきたすことは当然である。

勤務医の労働時間については、日勤夜勤日勤という連続労働も行われているようであり、友人の胸部外科医によると、寝ている暇がないという話である。

医師を労働者として捉えると、過重労働に対する保護をしていかなければならないが、医師として捉えると、患者に対して常にベストで接してもらわないと困るのである。

医師には次はあるが、患者には次がない。

失敗は許されないのである。

良質な医療の提供という観点で考えると、勤務医が常に正常な医療行為を行える、精神的肉体的環境を整えていかなければならない。

研修医の過労死や自殺を、勤務医としてのメッセージとして捉えるならば、勤務医の就業環境の整備を整えなくてはならない。

開業医と勤務医の収入格差をどの様に考えていくのか。

開業医が増えれば、勤務医が減るわけであり、勤務医で有り続ける動機付けを積極的に行っていかなければ問題の根本的な解決にはつながらない。

研修医の問題は勤務医の問題であり、良質な医療の提供を欲するのであれば、勤務医であり続ける為の制度的施策を考えていかなければならないと思う。

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

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