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2007年4月 9日 (月)

診療時間=所定労働時間ではいけません

昨日は、今シーズン最後の花見。

午前中は囃子の練習でしたので、午後思いつきで大人5名、子供2名で富士森公園へ。

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桜吹雪が幻想的でした。

ビールを片手に、大阪焼き、お好み焼き、焼き団子、たこ焼き、おでん、フランクフルト、じゃがバター等々箸をつつきながら楽しみました。

落語の中に花見の話が出てきます。

落語の世界でも、今と変わらぬ桜を観ていたのかなと思うと、花見ももっと面白くなります。

今日は所定労働時間設定の話。

例えばクリニックを開業するとしましょう。

診療時間が9時から13時 15時から19時とした場合の労働者の所定労働時間の設定の方法。

診療時間が8時間で、土曜日は4時間。

日曜日と水曜日が休診日の場合、8時間×4日=32時間に土曜日の4時間を加え、週の診療時間の総和は36時間になります。

週40時間ですから残り4時間あります。

見落としがちなのは、準備と片づけの問題。

準備は何分前からやることが望ましいのか、片づけは何分かかるのか。

4時間は240分ですから、1日48分は使えるということです。

これを無駄にしてしまってはもったいない。

診察開始前15分、診察終了後午前午後各15分、午後開始前5分とすると、8時間診療時間日は、8時間50分所定労働時間、土曜日は4時間30分としますと、50分×4日=200分に土曜日の30分を加えると230分。

これで週39時間50分の所定労働時間になります。

このように診療時間=労働時間と捉えてしまうと時間外手当はかさんでしまいます。

新規開業する場合には、どんな業種でもお金がない。

このことに気づかずに、後で所定労働時間を変えようとして2転3転することは望ましくありません。

当然所定労働時間が長くなるわけですから労働条件の不利益変更にあたります。

このことを踏まえ、開院当初からしっかりとした所定労働時間を設定しておく必要があります。

労働時間管理は、社会保険労務士のノウハウの中でも重要な問題です。

労働時間管理がしっかり出来ていないと、賃金制度をしっかりとしたものに出来ません。

具体的にいうと、非常に法的なリスクが高くなってしまいます。

定額残業で強引にまとめることも可能ですが、人材が集まらない現状に於いては定額残業を導入するなら可能な限り低くして、基本給をはじめとする基準内賃金を引き上げていかないと人材は集まりません。

この労働時間管理をしっかりとやっていくことが我々の腕の見せ所です。

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

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