« 子安東4丁目山車改造続報その4 | トップページ | 内内定とは »

2007年6月 4日 (月)

未成年者の雇用契約の注意点

今日はお菓子問屋さんとの打ち合わせ。

当然の事ながらお菓子がたくさんあります。

070604001

昔、うまい棒明太子味を一袋頂きまして、当時独身だったので、休日の朝ご飯になっていた気がします。。。

さて、未成年者の雇用契約について親の同意が必要かどうかという質問がありました。

労働基準法では、15歳に達した日以後最初の3月31日までの子を児童と定義し、原則として労働者として使用してはならないとされています。

例外として13歳以上の児童は就学時間外に健康福祉に有害ではなく軽易なものについて労働基準監督署長の許可を得て労働させることが出来ます。

この場合、当然親の同意が必要であり、同意書の他に、監督署長の許可証、就学に差し障りのない旨の学校長の証明書、児童の年齢が分かる戸籍証明書が必要になります。

次に18歳未満を年少者と定義し、年少者の年齢が分かる戸籍証明書が必要とされている。

児童については、就学時間を通算して1日7時間労働、1週40時間労働という制限があり、深夜業は禁止されています。

年少者については、変形労働時間制の適用に際して制限があり、1週間のうち1日の労働時間の長さが4時間以内に短縮すれば、他の日を10時間まで延長できる。

週については、1日8時間を超えない範囲内に於いて48時間まで労働させることが出来る。

この場合に於いても深夜業に従事させることが出来ない。

その他有害業務の制限等があり、この規定は大変細かいので労働基準法第62条を参照されたい。

以上が労働基準法の規定であり、、強行法規である労働基準法については年少者までを規制の対象としており、18歳以上については何ら規定はない。

しかし、民法5条第1項により、「未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。(以下略)」。

そして第2項により「前項に反する法律行為は、取り消すことが出来る。」ということになります。

18歳以上の未成年者は労働基準法の規制は受けませんが、民法上の規制を受けることになります。

この同意は、書面で行う必要はなく例えば18歳以上の未成年者の採用に関して、親権者を身元保証人とした場合、当然労働契約に同意がなされていなければ身元保証人にはならないわけですから、同意がなされたものと考えて良いでしょう。

あくまで取り消すことが出来るわけですから、同意がなければ全て駄目だと言うことではありません。

正社員についての採用は、親権者の同意を得ることが良いと考えますが、短期雇用労働者については全ての労働者について同意を得ることは実務上困難であり、実施することは困難でしょう。

その労働者が、18歳以上であるかの年齢確認をしっかりと行うことが先決であります。

では、年齢詐称で会社に入った場合の行政解釈ですが、昭27.2.14基収51号、昭63.3.14基発150号により以下の通り取り扱われています。

使用者に年齢確認義務があり、年齢詐称であっても違反になる。しかし、この確認義務は、一般に必要とされる程度の注意義務を尽くせば足り、、その年齢を必ず公文書によって確認する必要はないと解せられるので、、その容姿、体格、能力、知能その他より判断して何人が観察しても年少者ではないかという疑念を全く挟む余地の全くないものについては、その労働者の口頭又は自筆あるいは代書により作成提出した身分書類による申告を基準として判断して使用していても、使用者は労働者の年齢を確認すべき義務を故意に怠ったものとはいえない。

とされています。

公文書の提出を強要することも問題があるというわけです。

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

|

« 子安東4丁目山車改造続報その4 | トップページ | 内内定とは »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/34785/6667198

この記事へのトラックバック一覧です: 未成年者の雇用契約の注意点:

« 子安東4丁目山車改造続報その4 | トップページ | 内内定とは »