« 多摩のひまわり | トップページ | 税務関係の研修を受けて »

2007年10月 4日 (木)

主文の一人歩き

人気ブログランキング現在の順位はこちら→Banner2

日野の旭が丘のコンビニの裏の花畑。

この花は自然に生えてくるものではないので、誰か植えたんでしょうが、見事ですね。

Pa040116

綺麗ですが、学生時代に履修した都市論でその土地に生えていない植物を植えることは、生態系に少なからず影響する。

だから植えてはいけないという教授の話を覚えています。

土地一面に植えてありますが、やっぱりこれも広い意味で環境破壊なんでしょうね。

綺麗だけでは駄目なのです。

さて、東京地裁の判決で上の階に住む住人の子供の足音がうるさくて36万円の慰謝料を支払うようにとあった。

労働判例を読むときもそうであるが、結論だけ見ると事後の対応を見誤る。

子供の足音だけで慰謝料を払う嫌な世の中になったと思われるかもしれない。

しかし、そこへ至る経緯を読むと違った結論が導き出される。

私は判決文を読んだ訳ではなく、ニュースから拾っただけであるが以下の通りである。

子供の足音が

①50から65デジベルという、都の騒音基準を超えていた。

②足音は午後7時から深夜までに及んでいた。

③原告が被告を注意すると乱暴な口調で対応し、改善する意志がない。

④被告が引っ越してきた平成16年2月から被告が引っ越す平成17年11月までの長期間にわたり続いていた。

上記4点をもって、「被告の住まい方や対応の不誠実さを考慮すると、騒音は受忍限度を超えていた」という結論に導いた。

原告がクレーマーなのではなく、被告の社会性に大きく問題があったわけである。

労働判例でも判決だけ見ると労働者に有利な判決と思われるケースが多いが、使用者の理不尽さや、そこまで至る過程でほとんど当該労働者を注意していなかったりするケースが多い。

そこへ至る経緯でしっかりと対応していれば、ここまで問題が大きくなることはないであろうと思われるケースも少なくない。

主文だけで判断していては本質を見抜けないことがあるということにご注意頂きたい。

記事に共感して下さった方は下記をクリックお願いします
Banner2_2

山本経営労務事務所
http://www.yamamoto-roumu.co.jp

|

« 多摩のひまわり | トップページ | 税務関係の研修を受けて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/34785/8239947

この記事へのトラックバック一覧です: 主文の一人歩き:

« 多摩のひまわり | トップページ | 税務関係の研修を受けて »