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2007年11月15日 (木)

文化財の改修その3

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今日の八王子市の有形文化財である日吉町の山車の解体の様子です。

かなり貴重な体験をしました。

まずは山車の楽屋部の解体です。

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下からジャッキで楽屋部を持ち上げて解体します。

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この様に柱を持ち上げていくのです。

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四角を角材一個分持ち上げ、次に二個分持ち上げと作業を進めていきます。

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右側が持ち上がっている様子が分かりますよね。

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柱を丁寧に持ち上げます。

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虫が食ってますね。

山車の木材はケアキです。

しかし、この虫が食っている部分は松です。

90年以上経過して、松はボロボロですがケアキは全く虫が食っていません。

防腐剤のない時代の建築。

日本の木造建築の技術水準の高さを感じました。

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こんなに腐ってます。

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手で取れます。

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次に車体から上がっている楽屋部の解体。

これが大変でした。

本来ねじは使っていないのですが、前回の修理の際にねじで留めてしまった為になかなか解体が進みませんでした。

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フロアねじを使ってました。

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このねじを抜く作業。

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くさびです。

小さいけど頑丈です。

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木組みがしっかりとしており、トンカチを叩きながら、どこを外せばいいのか探りながらの解体。

パズルのようです。

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そして側面ごと外して外で解体。

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この解体がねじや釘が打ってあった為に難航しました。

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この彫刻良いケヤキを使っているそうです。

良いケヤキは柔らかくて壊れやすいとのこと。

山車は動きますから、かなり壊れています。

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午後に行ったら既に解体は終了していました。 

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解体後に車体に問題点。

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この車体の下の横棒に欠損部分が。

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大正6年の建造当時寸法を間違えたようです。

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ボルトも下まで行っておらず、この金具でとめてあるようです。

これを交換しなければなりません。

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車軸については、大正6年の建造時から鉄製のものを使っているようで問題はないようです。

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タイヤも大丈夫のようです。

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山車の前部の板。

先が曲がっているのが分かりますよね。

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これも溶接するそうです。

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前輪にはこの様についているのですが、後輪はこれがありません。

Dscf0987

この辺も補修するようです。

2日間にわたり貴重なものを見ることが出来ました。

いつも自分がお囃子をしている山車ですから、何とも言えない気分です。

明日は山車小屋の整理をして、吉匠さんの作業場で細かい修復をして来年3月に組み立てるようです。

貴重な写真と思い写真を多用しました。

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