思い込みの価値観を醸成してしまう報道
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守秘義務があり、現在進行している案件に触れるような記事は書けません。
外国人関係の事件がやっと解決。
経営者も労働者も外国人という事件は非常に難しかったです。
何が難しかったかというと「労働観」の違いです。
宗教、貧困の程度により「労働観」は違ってきます。
外国と比べるととても日本は格差社会とは言えません。
その外国人の労働観は「お金を稼がなければ生きていけない」ということです。
貧しい国で生まれ、国に残してきた家族も貧困であり、故に一生懸命働く。
そして国に仕送りを送って一家を支えているわけで、経営者も労働者も非常にハングリーです。
またその国、地域の宗教も労働に影響していくわけで、日本人の価値観が全て正しいという感覚では処理ができない案件でした。
一週40時間、1日8時間。
これは我が国のルールです。
これは正しいのか否か。
これは分かりませんが、ルールはルールですから、違った「労働観」をもっている外国人経営者や労働者に対してこのルールをしっかりと説明しなければなりません。
そこには絶対的に正しい価値観というものは存在せずに、何が良いのか悪いのかという議論も必要ありません。
「これは日本のルールなので」
価値観やその善し悪しを議論せずに、相手の価値観を否定せずに根気強く「ルール」ですからと説得していかなければなりません。
今回の事件を解決して強く感じたことは、新聞やテレビの情報は多様な価値観を前提とした報道ではありません。
誰を「悪」とするのかを、まず「結論ありき」で報道しているということ。
これでは日本人が多様な価値観に触れる機会が無くなってしまう。
「結論ありき」の価値観で、思い込みで価値判断をしてしまうわけです。
私はこの点は非常にまずいと思います。
外国人の移民受け入れ政策を議論していますが、労働力として移民を受け入れるということは、多様な労働観が存在し、それだけではなく「多様な価値観」「宗教」が存在するということです。
これには我々日本人の政治的成熟が絶対条件であると痛感しました。
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