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2011年10月21日 (金)

流通業の過去と未来の講演を聴いて

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昨日はご縁があって、西友の社長、会長や日本チェーンストア協会会長を歴任された渡邊紀征さんの講演を聴きました。

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大企業のトップをされた方の話は非常に奥が深く勉強になります。

震災後の流通業界ですが、物資が不足し、広告を打てなかった。

広告を打つ様な商品の確保が出来なかったと言うことです。

結果どうなったのか。

粗利率がよくなったということ。

広告を打って値下げ競争をするよりも、広告を打たない方が粗利が高い。

広告を打つことは非常に手間がかかる。

エブリディ、ロープライスで毎日が特売日という売り方をしていけば粗利率の改善に繋がってくるのではないかということです。

粗利率の改善は、賃金の上昇余地が出来るということで、デフレ脱却のためにもやるべきだと個人的には思います。

でも印刷屋さん、新聞屋さんが苦しくなりますよね・・・。

震災後、現在では広告を打つ会社が増えて、前の状態に戻りつつある。

エブリディ、ロープライスが定着してくると思うが、他社が広告を打つと不安になり、「うちも打たなくて良いのか」という心理が働いている。

しかし安売り競争については、広告で目玉商品を掲げて戦うのではなく、毎日が特売日、エブリディロープライスの方向に間違いなくいくであろうと。

そしてこれからの流通業は郊外型ではなく、駅ナカ、繁華街、住宅街になるであろうと。

理由は高齢化社会と車社会の衰退によるもの。

旅行で安い、近い、短期間の安近短が流行ったが、これからの流通業も消費者が安近短を求めてくる前提で考えていくべきだと。

新宿駅の乗降者数は300万人、ニューヨークは60万人、ロンドンは30万人。

八王子はJRと京王合わせて20万人を超える乗降者数があり、ポテンシャルは高いとのことでした。

そして安さも、安さ+αではなく、α+安さであるとのこと。

私なりの解釈では、適正価格より少し安いお手頃価格。

こんなに良い商品がこの価格なの??と消費者に思わせることが大切だとのことでした。

日本の流通業は看板を隠せばどこも一緒。

これでは差別化できない。

ファミマの戦略では、無印良品が買えるお店というコンセプトで、当時ファミマが進出していなかった東北地方へ進出した。

これが良かったということ。

この様に差別化をして、価格も付加価値と安さの両立した商品の提供が必要であろうと。

今後は製造型小売業(SPA)、ネット、コンビニ、小型ショッピングセンターが主流になってくるであろうとのことでした。

大型店というのは非常に難しい。

何がどこにあるのか分からない。

安近短を前提に考えると、小型ショッピングセンターの需要が伸びてくる。

そしてコンビニとネットも同様に理由から伸びてくる。

数年前までコンビニに深夜若者が屯していたが、今後は高齢者だ。

ミニストップのような飲食ブースに高齢者が集まってくる。

そして夕方になると、同居している息子の奥さんに気兼ねしてコンビニの飲食ブースでピーナツをつまみながら一杯。

こんな光景になるであろうということです。

この話は非常にビジネスのヒントが一杯でした。

製造型小売業とはユニクロのような小売業のことで、今年はカーキ色の様な中間色ではなく、白か黒が売れているとわかると、短期間で白と黒の商品をつくり大量に送れる。

小売りと製造が一体になっている業態は強いとのことでした。

そしてディスカウントストアは粗利20%、販管費15%で営業利益が5%出る様な仕組みを作らないと非常に厳しいであろうとのことでした。

GMSは今後3つに分かれるだろうと。

第一はスーパーセンター化。

これはここに行けば何でも揃っている。

大型SCの品揃えが中途半端であり、大型専門店並みの品揃えがそれぞれの分野で出来る業態であるとのこと。

しかし日本は不動産コストが高く、この業態をやるには難しいとのことでした。

第二は専門店化。

第三は不動産デベロッパー化。

大きな売り場面積を自前で維持できないので、得意分野に特化して、他の売り場をテナントに貸し、得意分野の売り上げ+テナント収入で稼いでいく業態。

百貨店については、プレステージストア化が必要で、高級、高品質のみ取り扱う。

売り場面積も3000坪から5000坪で十分であるとのこと。

これが出来なければ中型SC化や大手百貨店の傘下に入るチェーンストア化になって行くであろうと。

コンビニについては、大型化してくるであろうと。

ローソンは生鮮食料品を取り扱っているが、宅急便の取り扱いなどを含めると現状の売り場面積では狭いとのこと。

そしてサービスも「モノ→コト」へ。

これは公共料金の支払いやATM、チケット販売などの“コト”を販売する比重が大きくなるであろうと。

そして女性や高齢者向けの商品アイテムを充実して行かなくてはならないということでした。

スーパーマーケットは大型化、小型化どちらかであり、中型のストアは駄目であるとのこと。

そしてディスカウントをするのか、高品質を売りにするのか。

NSC化して利便性を高めていくのか。

SMという業態については、個々の企業の方向性によりどちらかに特化していくべきであろうと。

専門店は製造型小売業(SPA)、セレクトショップ化、高品質化、ディスカウント化この4つの方向だろうということ。

ネット販売は、クリック型、クリック型&モルタル型。

そしてその中で総合型、専門店型、ディスカウント型に分かれる。

またショッピングセンター型なのか、ドロップショッピング型なのか。

ショッピングセンター型は楽天の様な形。

ジャパネットタカタはテレビ通販よりもネット通販の売り上げが大きいようです。

この様な小売業の流れの中で、地域の商店はどうすべきか。

安近短からするとチャンスはあるわけです。

キーワードは地域密着と地域1番。

地域密着とは、属性、習慣などといった地域のことをよく理解し、消費者のニーズやウォンツに対応できる立場にあり、その立場を行かすということ。

地域1番とは、売り上げではなく、他を圧倒する様な商品やサービスを提供し、信用を得るということ。

私も先日八王子の八幡町の商店街でオーダー枕を買いました。

10500円もしましたが、快適な枕です。

この様な商品を提供してくれて、親切に対応して頂けると個人商店に行きますよね。

この様に地域の商店では、マーケットを知っている、ローカル価格で仕入れが出来る、地場商品の仕入れ、なじみ客が多い等のメリットがある一方、デメリットも多い。

デメリットの解決方法としては、大量仕入れ、PB・オリジナル商品の共同開発、先端的な情報システムの共同開発、経営幹部から担当者までの教育や専門分野の知識や人材が不足している点の克服を上げていました。

専門分野の人材不足については私にもお手伝いできるなと考え、模索していきたいです。

講義メモを簡単にまとめましたが、経営のヒントはたくさんありました。

私の大学時代は、流通産業論でウォルマートのような大型SC化が今後のトレンドだと現在早稲田大学教授の柳孝一先生から習いました。

柳先生は野村総研の出身で、流通産業が専門の方でしたが、大学卒業してから14年。

小売業界も大きく変わったものだと痛感しました。

改めて経営者とは、過去の成功やしがらみにとらわれることなく、消費者が何を求めているのか。

ここに神経を集中させていく必要があると思いました。

14年前のトレンドがもう時代遅れ。

私もお客様のお顔を観ながら何を求められているのか常に考えていこうと思います。

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